宮崎の恋活に効く恋愛パワースポット
青島神社
宮崎県宮崎市青島2-13-1
青島神社がある宮崎県青島は周囲1.5kmの小さな島で、古くは島全体が霊域とされていたことから、江戸の頃までは一般の人の入島が許されず、青島神社の神職しか入島できませんでした。
ただ現在では誰でも弥生橋を渡って参拝することができ、島に渡ると神社の真っ赤な社殿が出迎えてくれます。境内は亜熱帯の樹木に囲まれ、南国の雰囲気が漂っています。
青島神社は明確な創建年代は分かっていませんが、国司巡視記「日向土産」に嵯峨天皇の御字奉宗青島大明神と記述されていることから820年代以前から奉祀されていたと考えられています。
宮崎は海幸山幸兄弟の伝説の地であって、山幸彦と豊玉姫の恋の物語が残された地として有名です。そのため青島神社は縁結びの神様としても人気が高く、恋愛成就祈願でたくさんの老若男女が訪れます。
本殿だけ参拝をするのではなく、本殿から右の小道を進んだ奥に鎮座している「元宮」も合わせて参拝しましょう。元宮は青島の中心に位置しているため最もエネルギーが集中するスポットであり、普段霊感がない方でも強い気を感じたという声が多く聞かれます。
大半の参拝者が見落としてしまうほど目立たない道ではありますが、元宮に寄らずに帰ってしまうのは非常にもったいないことですので、忘れず参拝しておきたいものです。
元宮には「彦霊紙縒(むすびこより)」という神事があります。元宮にある夫婦ビロウの樹に願いによって異なる5色の色紙を結ぶというものです。例えば紫は「心身健全」、黄は「商売繁盛」なのですが、「良縁」を祈願するピンクの色紙でほぼ占められています。
他にも住所と名前を書いた人型の紙“願い符”を水に溶かす「海積み(わだつみ)の祓」という神事があります。それ以外にも様々な願い事を叶えるための願掛け神事がたくさんあって、さながら所願成就のテーマパークの様相を呈しています。
余談ですが、巨人が宮崎キャンプのときに必勝祈願で訪れる神社でもあります。
JR日南線「青島駅」から徒歩約10分
鵜戸神宮
宮崎県日南市大字宮浦3232
太平洋に突き出した鵜戸崎岬の周りには奇岩や怪礁が連なっていて、打ち寄せる荒波が美しい景勝地になっています。
そんな岬の突端にあって、波で削られた洞窟の中に朱塗りの色鮮やかな御本殿が鎮座しているのが鵜戸神宮です。「下り宮」という石段を下りた先にお宮がある全国でも数少ない神社です。
神武天皇の父・鵜葺草葺不合命を主祭神として祀っており、縁結び・夫婦和合・子授け・安産などの御神徳があると言われています。
本殿前には霊石亀石があり、男性は左手、女性は右手で願いを込めて運玉(5個500円)を投げてその亀石の桝形の穴に入ると願いが叶うと言われています。もし入らなくても穴に入った運玉を回収してお守りにした「幸の玉御守」を授かることができます。
洞窟の中には鵜葺草葺不合命の母である豊玉姫が赤ん坊であった我が子と別離することになり、両乳房を洞窟にくっつけてそこから出る水を母乳代わりに育てたという「お乳岩」があります。そのお乳岩から滴る岩清水で作った“おちち飴(1袋5個入り300円)”が、乳の出が良くなると信じられています。
宮崎と日南海岸が新婚旅行ブームで賑わった昭和40年代には、鵜戸神宮参拝が欠かせない場所でした。
また、宮崎では大正初期ぐらいまで新婚夫婦は鵜戸さんにお参りする風習があって、馬の首に付けられた鈴がシャンシャンとなることから「シャンシャン馬」と呼ばれ親しまれていました。ただ現在では、宮崎神宮の例大祭のイベントなどに面影を残すのみとなっています。
車:宮崎市街地から約60分
JR日南線「伊比井」又は「油津」からバスで20分「鵜戸神宮」から徒歩10分
高千穂神社
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037
高千穂神社は垂仁天皇時代に創建され、高千穂郷八十八社の総社という格式の高い神社です。神社本殿と所蔵品である鉄で造られた狛犬一対の2ヶ所は国の重要文化財として指定されています。
主祭神を高千穂皇神と十社大明神とし、農産業や厄祓、さらに縁結びの神として人々の信仰を広く集めています。
境内には源頼朝の代参・畠山重忠が手植えをしたと言われている樹齢約800年の秩父杉が今も残ります。また二本の杉の幹が一つになった「夫婦杉」があり、根元には良縁祈願の絵馬で一杯です。
この夫婦杉の周りを夫婦・恋人・友達と手をつなぎ時計回りに3回廻ると、「根元が一つでどんなことがあっても別れない」夫婦杉にあやかり、縁結び・家内安全・子孫繁栄といった願いが叶うと言い伝えられています。お一人様でも良い出会いを祈念しながら時計回りに3回廻るといいそうです。
さらに垂仁天皇の命により伊勢神宮と高千穂神社に設置された「鎮石」という石もあって、この石に願いを込めて祈ると世の乱れや人の悩みが鎮められると言われています。恋の悩みも鎮めてもらえるかもしれませんね。
さらに木槌で叩いて祈願する“板木”が境内のあちらこちらに用意されていますので、願いを込めて打って周りましょう。
天孫降臨の地とされる高千穂エリア一帯が強力なパワーに満ち溢れたスポットとされていますので、景勝地として有名な高千穂峡や天安河原、天照大神を祀る天岩戸神社も合わせて巡るのがおすすめです。
榎原神社
宮崎県日南市南郷町榎原甲1134-4
飫肥藩の鎮守として1658年に鵜戸神宮から勧請し創建された榎原神社は、日南市南郷町榎原国道220号線沿いにあり、古くから縁結びの神様として人々に広く知られています。
赤い鳥居と朱塗りの本殿は美しく、特に八ツ棟造りの複雑に入り組んだ屋根が特徴的です。この本殿は鐘楼と共に宮崎県の重要文化財に指定されています。
榎原神社の御祭神は天照大神で、数多くの神々を産んだことから安産・子孫繁栄・夫婦円満の神様として知られています。
ただ境内の奥にあって内田万寿姫が祀られている摂社の桜井神社の方が縁結びの神様として厚く信仰されてきました。その由来は、幼少の頃から容姿端麗だった内田万寿姫が21歳で巫女になってから人智を超えた神通力で良縁成就、子宝、子育てに神がかり的な奇跡を起こし続けたという逸話が残されているからです。
縁結びや安産の祈願に訪れた際は、境内裏手にある樹齢600年と言われている夫婦楠にも忘れずに立ち寄りましょう。生命力に溢れ、縁結びの象徴として厚く信仰を集めてきました。
榎原神社のえんむすび絵馬は2枚合わせのハート柄です。1枚に祈願内容と名前・住所を書き入れ、もう1枚をかぶせて願い事や好きな人の名前を隠せるようになっています。
クルスの海
宮崎県日南市細島
日豊海岸国定公園南端の柱状節理のリアス式海岸線で、波の浸食により巨大な岩礁が削り取られた場所がクルスの海です。
神秘的でロマンチックな雰囲気漂うクルスの海は、訪れることで願いが叶うという言い伝えがある、宮崎県でも有名な恋愛パワースポットです。
なぜ有名な恋愛スポットになったのかというと、馬ヶ背から車で3分の場所にある展望台からクルスの海を望むと、非常に大きな岩礁が十字に切り裂かれた海になっていて、そのすぐ横にある岩場と合わせることで「叶」という文字に見えるからです。
この海を訪れた人々の願いや希望を天に託すという行為を具現化させたものが“クルスの鐘”です。現代アートのようなモニュメントは、人間が労わり合い想い合う姿を表現したものです。日本一の柱状岩である馬ヶ背と一緒に観光してみてはいかがでしょうか。
車:日向市駅から約20分
東九州自動車道日向ICから約20分
バスは1日数本しかないので、車以外であれば日向駅にあるレンタルサイクルがおすすめです(約30分)
都萬神社
宮崎県西都市大字妻1
天照大御神の孫にあたる邇邇芸命と妻の木花開耶姫命が日本初の結婚式を行い、新婚生活を送った場所ということから、都萬神社は縁結び・安産・子育てなど女性に縁の深いご利益がある神社として有名です。
その嫁入りを再現する「更衣祭」が毎年7月7日に行われています。その神事では短冊に願い事を書いて神前の笹竹に結ぶという祈願も行われます。
賽銭箱にハート型の木札が付いていることも、縁結び神社ならではです。
乳の出が悪かった木花開耶姫命がお乳替わりに甘酒を作って飲ませたという言い伝えから、都萬神社は日本酒発祥の地として日本酒発祥の碑が建っており、本殿横には酒樽が置かれています。
また境内には「千年楠の洞洞木(どうどうぼく)」という洞窟状の楠があり、入り口で一礼をし、願い事を心の中で唱えながら潜り抜けて一礼をすることで“願いを通す”と言われています。
モデルの蛯原友里さんも参拝に訪れ、神社の御神木で作られたハート型の御守りで結婚が叶ったとの事です。
車:西都ICから10分
宮崎の婚活パーティー
宮崎市広島1丁目1-3 西山ビル1階
都城市北原町1106-100 都城市総合文化ホール
宮崎市大橋2丁目36-1 宮崎グリーンホテル
宮崎県には高千穂峡や日本の滝百選の一つに選定されている真名井の滝など、観光スポットと言える場所がたくさん存在しています。
みやざき地頭鶏や太陽のタマゴとネーミングされた完熟マンゴーなど、ブランド化されているおいしい農畜産物、それから水産物もおいしいものがたくさんあります。
そして神話の里として知られる宮崎県には、パワースポットや恋に効くスポットもあります。